研究業績– category –
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論文
美ケ原高原放牧地の植生|Mar.1998
美ヶ原高原放牧地で植生調査を行いました。外来牧草の播種と低木除去による草地転換の影響で、放牧地全域でオオウシノケグサ・オオアワガエリ・シロツメクサなど播種由来の外来牧草が優占していました。小凸地でも外来牧草が優占する一方、在来種の出現頻度と被度は高かったのです。環境庁指定植物は小凸地上と放牧地周辺で多く確認されました。 -
研究
台風9119による南西日本・臥龍山のブナ林における大規模ギャップ形成(英文)|May.1997
台風9119により臥龍山の原生ブナ林で大規模ギャップが形成されました。4,100m²のギャップでは主にブナの大径木が強風で連続的に倒れ、その主要因は根返りでした。他の林分でも同様に林冠木の根返りが中心で、地形により風が強まり連鎖的倒木が起きた可能性があります。急斜面ではギャップ拡大の危険性が高く、この大規模撹乱は更新過程に影響を及ぼすと考えられています。 -
研究
広島県芸北町臥竜山ブナ原生林の台風被害|Mar.1997
台風9119により芸北町・臥龍山の原生ブナ林で大規模ギャップが形成されました。4,100㎡のギャップでは主にブナの大径木が根返りで倒れ、他の林分でも林冠木の根返りが主要因でした。強風は地形により増幅し、連続的・ドミノ状の倒木を引き起こした可能性があります。急斜面では風下側でギャップ拡大の危険が高まり、この大規模撹乱はブナ林の更新過程に影響を与えると考えられます。 -
研究
ブナ林の植生動態と更新様式|Dec.1996
本研究は、ブナ林の更新様式が立地環境と撹乱体制に強く依存することを明らかにしたものです。ササ型林床ではギャップ形成がササの繁茂を促し、結果として種多様性を低下させる可能性があります。一方、ササのない林床では根返りや土石流などの地表撹乱が種多様性を高めることがあります。巨大ギャップでは林床植生が大きく反応し、単木ギャップとは異なる更新過程が生じています。総じて、更新様式は立地・撹乱・初期動態に規定され、これらがブナ林の群集構造の多様性を形成していると結論づけました。 -
論文
南西日本のササ草原―落葉広葉樹林帯におけるブナおよびミズナラ実生への齧歯類による食害(英文)|Apr.1996
南西日本・十方山のササ草原~落葉広葉樹林帯で、ブナとミズナラ実生の初期死亡に及ぼすササ被覆の影響を調べました。最も多い死亡要因は齧歯類による茎の食害で、ブナ林ではササ下で食害が増え、ササが齧歯類の良好な生息環境となる可能性が示されました。ミズナラ林では死亡率は低いが、堅果は定着前に消失し更新が阻害されると考えられました。ササ草原では種子供給が少なく、ササの有無に関わらずほぼ全てが食害で死亡し、齧歯類がササ草原維持に重要な役割を果たすと示唆されました。 -
草原
ササ草原における温帯夏緑樹林の更新―ブナ林-ミズナラ林-ササ草原の帯状分布の形成過程―|Dec.1994
十方山のブナ林-ミズナラ林ーササ草原の系列で植生構造と個体群動態を調べました。山頂のササ草原と斜面のブナ林は約330年以上存続した可能性があることがわかりました。ミズナラ林は伐採後に成立した二次林と考えられ、撹乱後にササ草原が拡大し、その縁辺にミズナラ優占の群落が再生したと考えられます。ササ草原ではササが実生の定着と成長を強く抑制し、さらに強風がササ高を超える稚樹の成長を妨げるため、森林化は進みにくいと結論づけられます。 -
研究
ササ草原におけるブナ林の再生過程 ―ブナとミズナラの個体群生長―|Mar.1993
南西日本・十方山頂付近のブナ林-ササ草原系列で、ブナとミズナラの個体群成長を解析しました。ササ草原側では樹高が低く、胸高直径分布がベル型からL型へ変化し、若い林分が形成されていました。これは撹乱後にミズナラ優占の二次林が発達したことを示しています。ササ草原ではササ葉による抑制で孤立木の成長が悪く、ブナの再生は密度が低いため遅れるが、ギャップ部ではブナ林への遷移の可能性が示唆されました。