調査・研究– category –
森林や草原と人との関わりを探る調査・研究活動や、その成果をわかりやすく紹介します
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里山景観
東北地方の雪深い農村地域における伝統的民家の構造材に適した樹種選択の最適化
東北地方にある豪雪地帯・只見町では、昔から地域の森で育った木を使って農家の家が建てられてきました。これらの古民家には、かつての森林資源の使い方に関する重要な手がかりが残されています。 この研究では、1845年から1940年ごろまでに建てられた11棟... -
ブナ林
中央日本の雪深い農村地域における、ブナの繁殖器官生産と有害捕殺されたニホンツキノワグマ数との関係に関する15年間の研究
長野県の雪深い農山村で、ブナの花や実の量と、住宅地に出没して人間に駆除されたツキノワグマの数との関係を、15年間にわたって調べました。 ブナは春に雌花(めばな)や雄花(おばな)を咲かせ、秋に「堅果(けんか)」と呼ばれる実をつけます。調査した... -
里山景観
ナラ枯れは江戸時代にも発生していた
長野県飯山市では、2004年から「ナラ枯れ」と呼ばれる現象が顕著になってきました。これは、ナラやカシなどの木が夏から秋にかけて急に枯れてしまう病気で、カシノナガキクイムシという虫が運ぶカビの一種(Raffaelea quercivora)が原因です。 実は、同じ...
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