Memoirs of the Faculty of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University. IV, Science reports : studies of fundamental and environmental sciences 22: 177-180|井田 秀行 (1996)
https://hiroshima.repo.nii.ac.jp/records/2030107
本研究は、ブナ林の更新様式が立地環境と撹乱体制に強く依存することを明らかにしたものです。
ササ型林床ではギャップ形成がササの繁茂を促し、結果として種多様性を低下させる可能性があります。一方、ササのない林床では根返りや土石流などの地表撹乱が種多様性を高めることがあります。巨大ギャップでは林床植生が大きく反応し、単木ギャップとは異なる更新過程が生じています。
総じて、更新様式は立地・撹乱・初期動態に規定され、これらがブナ林の群集構造の多様性を形成していると結論づけました。