日本生態学会誌 44(3): 271-281|井田 秀行・中越 信和 (1994)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seitai/44/3/44_KJ00001776558/_article/-char/ja
十方山のブナ林-ミズナラ林ーササ草原の系列で植生構造と個体群動態を調べました。
山頂のササ草原と斜面のブナ林は約330年以上存続した可能性があることがわかりました。ミズナラ林は伐採後に成立した二次林と考えられ、撹乱後にササ草原が拡大し、その縁辺にミズナラ優占の群落が再生したと考えられます。
ササ草原ではササが実生の定着と成長を強く抑制し、さらに強風がササ高を超える稚樹の成長を妨げるため、森林化は進みにくいと結論づけられます。