小谷村– tag –
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研究
長野県北部の豪雪山間集落におけるあがりこ型樹形「とうだい」ブナ林の利用実態|Apr.2026
豪雪地域である長野県小谷村旧戸土集落では、「とうだい」と呼ばれるあがりこ型のブナが残雪上での台伐りによって形成され、1950年頃まで学校のストーブ薪として利用されていたことが住民への聞き取りによって明らかにされました。これらの「とうだい」ブナは,太い萌芽幹のみを伐り、細い幹を残すことで再び枝が生えるようにする、持続的な資源利用の名残(遺産)といえます。 -
草原
長野県小谷村に残る伝統的茅場の昆虫相|Mar.2021
長野県小谷村の屋根材用ススキ草地で昆虫相を調査した結果、195種の昆虫が確認されました。中には絶滅危惧種クロシジミ(Niphanda fusca)も含まれ、草地が長年にわたり良好な環境として維持されてきたことが示唆されます。伝統的な草地利用が多様な昆虫の生息地を支えており、生物多様性保全の観点からも重要な地域であると評価されています。 -
論文
新産地報告:長野県小谷村の伝統的カヤ場に生育するオオナンバンギセル Aeginetia sinensis G.Beck|Mar.2015
長野県小谷村の伝統的カヤ場で、これまで北部では未記録だったオオナンバンギセル(Aeginetia sinensis G.Beck)の自生が2007年と2013年に確認されました。ススキなどのイネ科植物に寄生し、火入れによって維持される草地環境が生育に重要とされています。絶滅危惧種であり、カヤ場の保全が本種の保護にもつながると考えます。 -
論文
長野県小谷村の伝統的カヤ場に自生するススキ属|Mar.2014
長野県小谷村の伝統的カヤ場「牧の入カヤ場」では、屋根材として利用されるススキ属3種(ススキ、オオヒゲナガカリヤスモドキ、カリヤス)が確認されました。特に「小ガヤ」と呼ばれるオオヒゲナガカリヤスモドキは良質な屋根材として重宝されてきましたが、近年は「大ガヤ」のススキが増加しています。種の特徴を明確にすることで、適切な管理と保全が可能になると示唆されました。 -
木造建築
豪雪地帯における民家と自然環境の関係性 ―長野県北安曇郡小谷村伊折にたつ民家を対象として ―|May.2013
豪雪地帯・小谷村伊折の民家を対象に、植生と建築の関係を分析した研究です。地域の森林構成を踏まえ、民家部材の樹種判定を行い、スギ・クリ・ケヤキ・アカマツなど里山林に分布する樹種が柱・土台・梁などに適材適所で使い分けられていることを確認しました。また架構図からも部材ごとの明確な樹種選択が読み取れ、自然環境と民家構法が密接に結びつく実態が示されています。 -
論文
長野県北安曇郡小谷村の茅葺き屋根普請に関する復原的考察|Jul.2010
長野県北安曇郡小谷村には、継続的な利用がなされている牧の入茅場があります。この茅場を対象に、物的・人的資源の把握から小谷村における茅葺き屋根普請の復原を行いました。まず、茅葺き屋根の普請の工程と各作業を確認しました。つぎに、物的資源として、茅場における小茅の採取量と屋根の葺き替えにおける小茅の茅量を把握しました。さらに、人的資源として、各作業における職人および住民の労力量を明らかにしました。 -
草原
伝統的カヤ場はなぜ重要か? ―採草地の景観生態学―|Mar.2008
カヤ場は、ススキやコガヤなど屋根材となる草を採取する半自然草地で、火入れや刈り取りなど人の管理によって維持されてきました。戦後の需要減少で多くが消失しましたが、草地は多様な植物・昆虫の生育地であり、集落と森林の緩衝帯としても重要です。小谷村・牧の入カヤ場では伝統的管理が続き、生物多様性やカヤ生産の仕組みを明らかにする研究が進んでいます。草地保全の意義を現代社会で再評価し、次世代へ伝えることが課題であると考えます。 -
論文
長野県小谷村に残る伝統的茅場の植物相|Mar.2008
長野県小谷村の伝統的な茅場で植物相を調査しました。植生は主にオオアシボソとススキから成り立っています。江戸時代から屋根材として利用されてきたオオアシボソは近年減少し、代わってススキが増加しています。2007年には外来種5種を含む70種の維管束植物を確認し、県の絶滅危惧種ナンバンギセルも見つかりました。生育環境を守るには、火入れや刈り取りなど伝統的管理の継続が重要であると考えます。
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