ナラ枯れは江戸時代にも発生していた|Jun.2010

日本森林学会誌 92(2): 115-119|井田 秀行・高橋 勤 (2010)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfs/92/2/92_2_115/_article/-char/ja

長野県飯山市では、2004年に顕在化したナラ枯れと同様の被害が1750年にも記録されていました。

古文書には、神社の社叢でナラの葉が夏に変色し秋に枯死し、幹には虫害があり駆除できなかったとあります。翌年には被害木が売却され社殿修復に充てられ、他の枯死木から大量の木炭が生産されました。

これらの記述から、当時の被害はカシノナガキクイムシが病原菌を媒介するブナ科樹木萎凋病であり、江戸時代以前から発生を繰り返していた可能性が高いと考えられています。

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