植生学会誌, 41(2), 63-68|山下航平・井田秀行(2025)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/vegsci/41/2/41_63/_article/-char/ja
北八ヶ岳・坪庭の溶岩台地(2250 m)では、通常は森林限界より上に生育するハイマツが、より低い標高で群落を形成しています。
溶岩台地の周縁部から中心部にかけて26区画で植生調査を行った結果、周縁ではコメツガが優勢ですが、中心ではハイマツが増加しており、ハイマツが主要な先駆樹種として定着したと考えられます。
これはコケやガンコウランのマットがハイマツの実生定着を助け、現在の分布を形成したためと推察されます。
