日本全国19か所の自然林における広葉樹樹冠への昆虫食害の評価(英文)|Mar.2021

Assessing insect herbivory on broadleaf canopy trees at 19 natural forest sites across Japan

Ecological Research 36(3): 562-572|Hino Takafumi et al. (2021)

https://esj-journals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1440-1703.12215

本研究は、日本全国19か所の自然林で収集されたデータに基づく、国内最大規模の昆虫食害データセットを紹介しています。

調査は環境省の「モニタリングサイト1000」プロジェクトの一環で行われ、2014〜2015年に広葉樹(常緑・落葉)を対象に、落葉トラップを用いて葉の食害を評価しました。計11万7,918枚の葉を調査した結果、落葉広葉樹では緯度が高くなるほど食害が増加し、特にミズナラやブナで顕著でした。一方、常緑広葉樹では逆に緯度が上がると食害が減少する傾向が見られました。

このデータは、森林タイプ間の比較研究やメタ解析に有用です。

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