伝統知– tag –
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論文
東北の豪雪農村地域における伝統木造民家の適材適所の樹種選択(英文)|May.2023
豪雪地域である福島県只見町において、1845〜1940年頃に建てられた11軒の木造農家に使用された構造材の樹種を特定しました。2000点以上の部材から14種が確認され、主要材はスギ44%、ゴヨウマツ39%で、重要な構造部に広く使われていました。ブナは7%で梁や桁に利用されていました。住民への聞き取りから、材は1km以内の私有林や共有林から伐り出され、地元の職人が選木・搬出していたことが判明しました。雪崩の多い複雑な植生環境でも、入手可能な高木種を選んで家屋材として利用していたと結論づけられます。 -
木造建築
昭和前期に建てられた木造住宅の使用木材種:広島県福山市松永町の民家の事例|May.2022
昭和前期に建てられた広島県福山市の木造民家を対象に、使用木材の樹種と利用形態を調査しました。マツ属は梁や造作材、スギは柱に多用され、部位ごとに使い分けられていました。地域の自然資源を活用し、資材不足の中でも強度と意匠性を両立していたと考えられます。省資源的な建築技術の好例として、持続可能な社会・生態システムの構築に資する重要な事例です。
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