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論文
長野県中部における断片化した小規模ブナ林の更新動態|Sep. 2025
松本市牛伏寺のブナ林は、 過去のスズタケ被圧と現在のシカ食害により、低木層や稚樹におけるブナの生育が阻害され、更新が停滞していました。過去約20年間(2005-2024年)でブナの豊作がなく、これは、遺伝的多様性の低下による稔性(種子ができる能力)の低さが考えられ、次世代を担う種子自体が不足しています。今後、ブナ林の維持は困難であり、稚樹が多いナラ類主体の林へ遷移すると予想されますが、シカ食害が続けばナラ類の更新も停滞する恐れがあります。 -
研究
松本市牛伏寺ブナ林における気象要素(林内気温・最深積雪・積雪日数)の18年間(2003~2021年)の年次変動|Mar.2025
長野県松本市の牛伏寺ブナ林で、2003~2021年の18年間にわたり、林内気温・積雪深・積雪日数の変化を調べました。年平均気温は10.2℃で上昇傾向があり、最深積雪は平均30cm(最大100cm)でしたが、16冬のうち8冬は積雪がありませんでした。小規模で孤立したブナ林の変化や生物多様性への影響を考えるための、重要な基礎データを示した研究です。 -
研究
松本市牛伏寺ブナ林における20年間(2005~2024年)のブナ繁殖器官の生産量(英文)|Mar.2025
長野県松本市の孤立したブナ林において、2005〜2024年の20年間にわたるブナの繁殖器官生産を継続的に記録したデータ論文です。種子生産量は年変動が極めて大きく、豊凶の顕著なマスティング現象が確認され、虫害や不稔種子の割合も年ごとに大きく異なりました。 本データセットは、森林の孤立化や気候変動がブナの繁殖成功に及ぼす影響を評価するための基礎資料を提供します。
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