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論文
北八ヶ岳坪庭溶岩台地に成立するハイマツ群落の組成と構造|Dec. 2024
北八ヶ岳・坪庭の溶岩台地(2250 m)では、通常は森林限界より上に生育するハイマツが、より低い標高で群落を形成しています。溶岩台地の周縁部から中心部にかけて26区画で植生調査を行った結果、周縁ではコメツガが優勢ですが、中心ではハイマツが増加しており、ハイマツが主要な先駆樹種として定着したと考えられます。これはコケやガンコウランのマットがハイマツの実生定着を助け、現在の分布を形成したためと推察されます。 -
研究
亜高山帯・高山帯を通過する車道周辺の植物相および植物生態に関する研究|Mar.2001
乗鞍岳畳平付近の車道開設後、植生破壊や間接的影響による植物分布の変化が懸念されてきました。しかし長期的追跡は行われてきませんでした。本研究では車道沿いの低地性植物の侵入とハイマツの年枝成長を再調査したものです。その結果、低地性植物は種数・分布高度ともに拡大し、ハイマツの山側と谷側の成長差も開設当初から継続していることが確認されました。 -
論文
北アルプス乗鞍岳における車道際のハイマツ年枝の伸長生長 |Mar.2000
中部山岳乗鞍岳の車道付近でハイマツの年枝伸長を20年間調査しました。自然立地のハイマツでは前年夏の気温と伸長量に正の相関があり、立地間で同調した変動を示しました。一方、車道際の上側・下側では気温との対応がみられず、自然立地との同調性も弱いと考えられました。平均伸長量は車道上側で最小、下側で最大となり、車道がもたらす微細環境が生長に強く影響していると推察されます。
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