生態系機能– tag –
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論文
日本のブナ林における林冠構造と林床木本植物群集構造の関係(英文)|Mar.2022
長野県カヤの平のブナ林で、林冠の葉面積と林床木本群集の構造との関係を調査しました。1haの調査区で林冠LAI(単位面積あたりの葉面積の総和:㎡/㎡)を求め、林床の種構成と一次生産量(ANPPW)を分析した結果、林冠LAIが高いほど林床のANPPWは低く、ANPPWは個体密度と正の相関が見られました。LAIの高低で優占種も異なり、林床樹木は多様な光環境に適応して生産性を高めていることが示されました。 -
論文
長野県野尻湖におけるワカサギ(Hypomesus nipponensis)の湖岸礫浜での定着産卵(英文)|May.2021
野尻湖では自然産卵が困難とされていたワカサギ(Hypomesus nipponensis)が、湖岸の浅瀬で産卵している様子が初めて確認されました。産卵は3月初旬から4月中旬の夜間に行われ、卵は5〜6週間で発眼します。しかし生存率は低く、藻類の繁茂や水流の弱さが影響していると考えられます。 湖内での自然繁殖は可能性があるものの、現状では個体群維持には不十分であり、魚道の整備や砂利の導入、水位管理などの環境改善が求められています。 -
論文
日本各地における茶葉を用いた初期段階のリター分解に関する統一データ(英文)|Sep.2019
リターや土壌有機物の分解は、生態系における炭素・栄養循環の主要な駆動要因である一方、温室効果ガスの発生源にもなります。日本列島は多様な生態系を有し、これらの分解過程の理解は生態系サービスの維持に不可欠であります。本研究では、2012~2016年にかけて全国33地点で茶葉(緑茶・ルイボスティー)を用いた分解実験を行い、1904袋の残存率データと環境要因を収集しました。継続的な観測により、分解の時間的変動の理解が期待されます。 -
論文
日本全国22か所の温帯林における地表性甲虫群集と林床環境のモニタリング(英文)|Aug.2016
この論文は、日本全国22か所の森林に設置された33の固定プロットで、2004年から継続的に行われている地表性甲虫と林床環境のモニタリングデータを報告しています。314種・約6万匹の甲虫と林床環境の詳細データを含み、森林生態系の変動解析に活用可能な、日本最大規模の貴重な長期データです。 -
論文
雑魚川源流域におけるニジマスとイワナの生態的特徴|Mar.2003
ニジマスが導入された雑魚川源流域で、在来イワナとの関係を調査しました。4月中旬には全長22〜26cm・3歳以上の成熟個体が確認されました。主に水生無脊椎動物を食べていましたが、イワナの稚魚の捕食も見られました。これらの結果から、ニジマスは在来イワナに対し、餌を巡る競争者であると同時に捕食者として個体群を減少させる可能性が示唆されています。 -
論文
飯縄山におけるハンノキ林の森林構造|Mar.1998
飯縄山のハンノキ林を調べたところ、多くのハンノキが同じ時期に一斉に育ったと考えられる構造が見られました。一方で、ヤチダモやハルニレは小さな木が多く、将来はこれらが主役になる可能性があります。林の移り変わりには水分などの土壌条件が深く関わり、ギャップや地表の攪乱といった自然の動きが更新を支えていると考えられます。
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