南西日本のササ草原-落葉広葉樹林帯におけるブナおよびミズナラ実生への齧歯類による食害(英文)|Apr.1996
南西日本・十方山のササ草原~落葉広葉樹林帯で、ブナとミズナラ実生の初期死亡に及ぼすササ被覆の影響を調べました。最も多い死亡要因は齧歯類による茎の食害で、ブナ林ではササ下で食害が増え、ササが齧歯類の良好な生息環境となる可能性が示されました。ミズナラ林では死亡率は低いが、堅果は定着前に消失し更新が阻害されると考えられました。ササ草原では種子供給が少なく、ササの有無に関わらずほぼ全てが食害で死亡し、齧歯類がササ草原維持に重要な役割を果たすと示唆されました。